もし細かすぎる辞書があったら

不意に思ったことなんですけど細かすぎる辞書があったらおもしろくないですか?

どういうことかというと言葉の一つ一つを解説していくわけです。

とりあえずやってみましょうか。

例えば「辞書」という単語。

普通に辞書で調べてみると

辞書・・・言葉や漢字を集め、一定の順序に並べ、その読み方、意味、語源、用例など    

     を解説した書。(広辞苑

とあります。

これをめちゃくちゃ細かくしてみると、

辞書・・・言葉(ある意味(記号(一定(一つに定まって動かないこと)の事柄(事の内容(ある形(感覚(物事(物と事)を感じ、とらえること)、特に視覚(目(物を見る働き(効果(ある行為(人間(ひと)の動作(事を行おうとして身体を動かすこと))によって得られた、期待通りのよい結果(ある行為によって生じたもの))をあらわすこと)をするところ)を受容器(動物体(動物(運動(生物体の能動的(自ら働きかけるさま)な動き(動くこと))と感覚の機能(物のはたらき)をもつ生物群)の体)が外界(外の世界)からの刺激(生物体に作用(はたらきを及ぼすこと)してその状態(物事のありさま)を変化(変わること)させ、何らかの反応(刺激に基づいて起こる運動)を引き起こすこと)を受容(受け入れて取り込むこと)する器官(生物体に局在(限られた所にのみ存在(何かがあること)すること)し、特定(特に定められていること)の生理(生物体の生活(生存(生きながらえること)して活動すること)現象(観察(物事の真(ほんとう)の姿(全体的(物事が全体に関わるさま)なありさま)を間違いなく理解(物事の道理(物事のそうあるべきすじみち)を悟り知ること)しようとよく見ること)されうるあらゆる事実(事の真実))と生活原理(物の拠って立つ根本(物事が成り立つ、そもそもの大本(物事の根本))法則))機能をもち、形態(かたちに現れた姿)的に独立(単独(ただ一つだけであること)で存在すること)した構造(いくつかの材料(加工(原材料に手を加えること)して製品にする、もとの物)を組み合わせてこしらえられたもの)体)や細胞(生物体を組成(複数(二つ以上のもの)の要素(事物の成立(成り立つこと)・効力(効果を及ぼすことのできる力)などに必要(必ずいること)不可欠(欠くことのできないこと)な根本的条件)・成分(一つのものを構成する部分(全体の中に含まれているもの)となる要素)を組み立てて成ること)する構造的、機能的単位(組織・行動などを構成する基本(物事がそれに基づいて成り立つような根本)的な要素)))とする感覚)、触覚(物にふれた時におこる感覚)でとらえ得る、ものの有様)をとって現れているものの中にある事柄(事の内容)や物))を指し示すために用いる知覚(感覚器官への刺激を通じてもたらされた情報(システム(体系)が働くための指令(指揮(指図すること)命令)や信号(ある部分から別の部分に伝わる情報))をもとに、対象(目標(目印)となるもの)の性質(物事がもっている特色(他と異なるところ))・形態・関係(あるものが他のものと何らかの関りをもつこと)などを把握(しっかりと理解すること)するはたらき)の対象物)・表現(心(人間の精神作用のもとになるもの)に思うこと、感ずることを、色(視覚のうち、光波(光の波動(波))のスペクトル(波長(位相(振動(ゆれうごくこと)や波動のような周期(ひとまわりの時期(何かをする期間))運動で、1周期内の進行(次の段階(物事の進展(すすみひろがること)過程の区切り)に移っていくこと)段階を示す量)を等しくする2点間の距離(間))とその波長における強さを示したもの)組成の差異(他と比較(くらべること)しての違い)によって区別(違いによって分けること)される感覚)・音(物体の振動が空気(地球(人類の住んでいる天体(宇宙空間にある物体))を包んでいる無色(色のないこと)透明(すきとおること)の気体(物質の状態の一つ))の振動として伝わって起こす聴覚(一定範囲の周波数(振動する電圧(2点間の電位の差)・電流(電荷(電気を担う実態)の流れ)または電波(電磁波(電磁場(電場(電荷の周りに存在する力の場)と磁場(磁石(鉄を吸引(引きつけること)する性質を示す物体)や電流(電荷の流れ)の周りに存在する力の場)の総称(一類(同じたぐい)のものをひっくるめて、一つの名で呼ぶこと))の周期的な変化が真空(物質のない空間(あいている所))中や物質中を伝わる横波(波動を伝える媒質(物理(物の道理)的作用を一つの場所から他の場所へ伝達(命令を伝えること)する仲介(なかだち)物)の各部(それぞれの部分)が波の進む方向に垂直(重力(地球上の物体に下向きに働いて重さの原因になる力)の方向)に振動する波動))のうち、赤外線(スペクトルが赤色の外側に現れる電磁波)より波長が長いもの)・音波(音の媒質が発音体(みずから振動し音波の源(物事のおこるはじめ)となる物体)の振動を受けて生ずる弾性(外力(外部(物事の外側)から作用する力)によって形や体積(立体(三次元の空間的ひろがりを持つ物体)を占める空間の部分の大きさ)に変化を生じた物体が、力を取り去ると再び元の状態に回復(もとのとおりになること)する性質)波動)などが1秒間に向きを変える度数(回数))の音波の刺激によって生じる感覚)の内容)・言語(ある特定の集団(多くの人やものの集まり)が用いる、音声(人間が発音(声を出すこと)器官を通じて発する言語音)・文字(字)・手指’(手の指)動作などによる事態の伝達手段)・所作(ふるまい)などの形によって表しだすこと)によって表され理解される内容またはメッセージ(伝言))を表すために、口で言ったり字で書いたりするもの)や漢字(古代(過ぎ去った古い時代(区切られた、ひとまとまりの長い期間))中国で作られた、漢語(漢民族(中国文化(人間が自然(天然のまま)に手を加えて形成(形が出来上がること)してきた物心(物と心)両面(2つの表面)の成果(なしえたよい結果))を形成してきた主要(おもだっていて重要(大事なこと)なこと)民族(共通(二つまたはそれ以上のもののどれにも通ずること)の帰属(従うこと)意識(対象をそれとして気にかけること)をもつ人々の集団))の言語)を表記(文字や記号を表し記すこと)する文字体系)を集め、一定の順序(ある基準(ものごとの基礎(それを前提(ある物事をなす土台となるもの)として事物全体が成り立つような、もとい)となる標準(判断(ある物事について、こうだと定めること)のよりどころ))による並び方)に並べ、その読み方(文字を読む方法(目的(成し遂げようと目指す事柄)を達するための手段(目的を達するための具体的(形をそなえ、存在が感知(気配(なんとなく感じられる様子)や様子から感じ取って知ること)できるさま)なやり方)))、意味、語源(単語(文法(語彙(1つの言語の、あるいはその中の特定の範囲についての、語や慣用句(2つ以上の語から構成され、句全体の意味が個々の語の元来(以前からその状態であること)の意味からは決まらないような慣用(広く一般(多くの普通の人々)に用いられること)的表現)を含む定型(きまったかた)表現の総体(物事のすべて))項目(物事をある基準で区別した一つ一つ)を組み合わせて文などの複合(2種類以上のものが合わさって一つとなること)的な表現を作るための構文(文章の構成)のようなパターン(型)と名詞(品詞(文法上の性質や振舞い(おこない)に基づく語の分類)の一つ。文中で主語(述語(主語と結びついてその動作・状態・性質などを叙述(物事のありさまや考えなどを、順を追って述べること)する語または句)を伴って文または節(物事の区切り目)をつくる文の成分の一つ)や目的語(動作があらわす動作の対象をあらわす名詞)としてはたらく)・動詞(品詞の一つ。事物の動作・作用・状態・存在などを時間(時の流れの2点間)的に持続(たもちつづけること)し、また時間的に変化して行くものとしてとらえて表現する語)・主語といったその構成要素とからなる体系)上の意味・機能を有し、言語使用(使い用いること)において独立性のある最小単位)のもとの形や意味)、用例(ことばなどの、実際(想像(現前(目の前にあること)の知覚物ではない物事を心に浮かべること)ではなく、実地(実際の場所)の場合)に用いられた例)などを解説(よくわかるように物事を分析(ある物事を分解(一体をなすものを個々の要素に分けること)して、それを成立させている成分・要素・側面(さまざまな性質・特質(特殊(普通と異なること)な性質)のうちの、ある面)を明らかにすること)して説明(事柄の内容や意味を、よく分かるようにときあかすこと)すること)した書。(広辞苑

 

すんごい量ですね(笑)

 

もし辞書で「辞書」と調べたときに上のようにめちゃくちゃ細かく書かれてたら何にも理解できそうにないですね

こうやって見てみると短い文章を理解するためにも大量の知識が必要なことがわかりますね。

 

ということで今回は「辞書をめちゃくちゃ細かくしてみた」ということでした。